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バーチャルオフィスが向いている業種は?

バーチャルオフィスが向いている業種は?

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りんこ

先輩!私、最近使い始めたバーチャルオフィスがすごく良くて!起業を考えている友人にも『絶対いいよ!』って早速すすめようと思ってるんです!

先輩

その気持ちは分かるけどちょっと待って。バーチャルオフィスはすごく便利だけど、実は誰にでも合うわけじゃないんだ。ビジネスの種類によっては、逆にデメリットになることもあるから、すすめる前にしっかり向き不向きを理解しておくことが大切だよ。

最初に最も大事なことをお伝えします。バーチャルオフィスには、明確に「向いている業種」と「向いていない業種」が存在します。

なぜなら、ビジネスを行う上で必要な許認可の条件や、来客対応の必要性など、業種ごとの特性によっては、バーチャルオフィスの機能では対応できないケースがあるからです。

例えば、Webデザイナーやコンサルタントのようにパソコン一つで仕事ができる業種には最適ですが、店舗での対面販売が必要な小売業や、法律で独立した事務所が求められる業種には向いていません。

詳しく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

なぜ向き不向きがある?バーチャルオフィスの基本サービスから考える

なぜ向き不向きが?バーチャルオフィスの基本サービスから考える
りんこ

そうなんですか!?私にはすごく合っていると思ったんですけど…。そもそも、どんなサービス内容だから、そんなに業種によって向き不向きが出てくるんでしょうか?

先輩

良い質問だね。サービスの基本を理解すると、なぜ向き不向きがあるのかが見えてくるよ。バーチャルオフィスは『仮想の事務所』だからね。

バーチャルオフィスは、仕事をするための部屋そのものではなく、事業に必要な「機能」だけを借りられるサービスです。この「機能だけ」という点が、向き不向きが生まれる最大の理由です。

提供される主な機能
提供されないもの
  • 仕事用の住所(法人登記、Webサイトや名刺への記載)
  • 郵便物の受取・転送
  • 仕事用の電話番号
  • 会議室のレンタル(時間貸し)
  • 専用の執務スペース(自分の机や仕事部屋)
  • 常駐スタッフによる来客対応

つまり、物理的な「場所」や「空間」を必要としないビジネスにはメリットが大きい一方で、それらを必要とするビジネスでは機能が足りず、「向いていない」ということになるのです。

バーチャルオフィスが「向いている業種」の具体例

バーチャルオフィスが「向いている業種」の具体例
りんこ

なるほど…。『場所』が必要かどうかが大きな分かれ目なんですね。じゃあ、まずは『向いている業種』について詳しく教えてください!私の友人のビジネスは合うのかな…。

先輩

OK。まず、バーチャルオフィスのメリットを最大限に活かせるのは、こういう業種の人たちだね。もし友人のビジネスがこれらに当てはまるなら、良いアドバイスができるはずだよ。

以下の業種は、物理的な事務所が不要なため、バーチャルオフィスとの相性が非常に良いと言えます。

Web関連の仕事(Webデザイナー、エンジニア、ライターなど)

パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも仕事ができますよね。しかし、法人化したり、大規模な案件を受注したりする際に、自宅住所のままではクライアントに不安を与えてしまう可能性があります。 バーチャルオフィスで都心の住所を使えば、しっかりとした事業基盤があるように見え、クライアントからの信頼を得やすくなります。

ネットショップ運営・無店舗型ビジネス

ネットショップを運営する上で避けて通れないのが、「特定商取引法に基づく表記」です。ここには事業者名、住所、電話番号を記載する義務があります。

「でも、自宅の住所を全世界に公開するのは、防犯上あまりにもリスクが高い…」と感じませんか?

バーチャルオフィスは、この悩みを完璧に解決します。大切なプライバシーを守りながら、法律の要件を満たすことができるのです。お客様も安心してあなたのショップで買い物ができるようになります。

コンサルタント・カウンセラー・講師

クライアント先へ訪問したり、オンラインで面談したりするのが主な業務スタイルなら、高額な家賃を払ってオフィスを構える必要はありません。 バーチャルオフィスを使えば、毎月の固定費を劇的に削減できます。

その分を自己投資や広告費に回すことで、より事業を成長させることが可能です。また、都心の一等地の住所は、あなたの専門家としてのブランディングにも貢献します。

出張・訪問型のサービス業(カメラマン、出張整体など)

出張整体師や訪問カメラマン、パーソナルトレーナーなど、顧客のもとへ出向くスタイルのビジネスも、事務所を構える必要性は低いでしょう。

しかし、事業用の連絡先として、信頼性のある住所や電話番号は不可欠です。バーチャルオフィスは、まさにそんな「拠点」としての役割を見事に果たしてくれます。

動画配信者・インフルエンサー

ファンからのプレゼントや企業からのサンプル品を受け取る機会はありませんか?
そんな時、自宅住所を公開するのは避けたいですよね。
バーチャルオフィスを荷物の受取窓口として利用することで、プライベートと活動を安全に切り分けることができます。

バーチャルオフィスに「向いていない業種」とは?

バーチャルオフィスに「向いていない業種」とは?
りんこ

よく分かりました!では、逆に一番大事な『向いていない業種』や、友人にすすめる時に『あなたの仕事だと難しいかも』って言わないといけないのは、どんな場合ですか?

先輩

ここが一番重要だね。良かれと思ってすすめたのに、相手のビジネスの足を引っ張ってしまったら大変だからね。主に2つのパターンがあるんだ。

友人に紹介する前に、必ず相手のビジネスが以下のケースに当てはまらないか確認してください。これらに該当する場合、バーチャルオフィスは適していません。

許認可の条件で「事務所の設置」が義務付けられている業種

ビジネスを始めるにあたり、国や自治体の「許認可」が必要な業種があります。その中で、事業を行うための「独立した専用スペース」を事務所として確保することが法律で定められている場合、バーチャルオフィスでは開業できません。

  • 人材紹介業、労働者派遣業
  • 古物商(営業所での現物確認が必要なため)
  • 探偵業
  • 士業の一部(弁護士、司法書士、税理士など)
    ※開業にはそれぞれの業法で定められた事務所の要件があります

ご自身の事業で許認可が必要な場合は、契約前に必ず管轄の行政機関(保健所や警察署など)に、バーチャルオフィスの住所で開業が可能かどうかを確認してください。

物理的な「店舗」や「スペース」が事業に不可欠な業種

バーチャルオフィスには、当然ながら商品を陳列する棚も、お客さんをもてなすスペースもありません。

  • 飲食店、サロン、整体院など(施術やサービス提供のためのスペースが必要)
  • 小売店(商品を陳列し、不特定多数の来客がある)
  • 倉庫業(荷物を保管するための広いスペースが必要)

バーチャルオフィスはあくまで「仮想の」事務所です。そのため、アポイントなしの急な来客に対応することはできません
もし、クライアントとの打ち合わせが頻繁に発生するビジネスモデルの場合は、会議室レンタルサービスが充実しているバーチャルオフィスを選ぶことが重要になります。

最適なバーチャルオフィスの選び方とおすすめの会社

最適なバーチャルオフィスの選び方とおすすめの会社
りんこ

向き不向き、よく分かりました。友人のビジネスはWeb系のコンサルタントなので、大丈夫そうです!じゃあ、すすめるとして、どんなポイントで選ぶようにアドバイスすれば良いですか?

先輩

うん。それなら安心してすすめられるね。次に失敗しないための選び方を教えてあげると親切だね。大事なポイントは3つあるよ。

バーチャルオフィスの選び方

ポイント1:運営会社が信頼できるか

事業の「顔」となる住所を預けるわけですから、運営会社が信頼できるかどうかは最も重要です。長く運営している実績があり、ウェブサイトに情報がきちんと載っている会社を選びましょう。

ポイント2:サービス内容と料金が分かりやすいか

自分に必要なサービス(郵便物転送の頻度、法人登記の可否など)が含まれているか、料金体系がシンプルで分かりやすいかを確認しましょう。「月額は安いけど、オプションをつけたら高くなった」という失敗を防げます。

ポイント3:住所のイメージと会議室の場所

クライアントからの信頼を得るために、都心の一等地や、有名なビジネス街の住所は魅力的です。また、打ち合わせで会議室を使う可能性を考えるなら、自分が行きやすい場所であることも大切なポイントになります。

おすすめの会社

とにかくコストを抑えたいなら 【レゾナンス】

月額990円~という低価格で一等地の住所が持てる。まずはコストを抑えて事業をスタートさせたい個人事業主やフリーランスの方におすすめです。


公式サイトはこちら

IT系の信頼性やブランド力を重視するなら【DMM バーチャルオフィス】

大手DMMグループが運営する安心感と、IT企業ならではの使いやすいシステムが特徴。オンラインでの手続きをスムーズに行いたい方や、事業の信頼性を高めたい方におすすめです。

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世界基準の安心感と充実した施設を使いたいなら【Regus】

世界最大手ならではの圧倒的なブランド力と国内外のネットワークが強み。将来的に海外との取引を考えている方や、全国の貸し会議室なども利用したい方に最適なサービスです。

公式サイトはこちら

まとめ

まとめ
りんこ

危なかったです…。何も知らずに友だちにすすめて、逆に迷惑をかけるところでした。教えてくださって、本当にありがとうございます!これからは、まず相手のビジネスの内容をしっかり聞いてから話すようにします。

先輩

そうしてもらえれば安心だね。バーチャルオフィスは、正しく使えば本当に心強い味方になる。だからこそ、その人に合っているかどうかを見極めるのが一番大事なんだ。今日のポイントをもう一度おさらいしておこう。

この記事では、バーチャルオフィスを友人にすすめる前に知っておくべき「向き不向き」について解説しました。

この記事のまとめ
  • バーチャルオフィスには明確に向き不向きがあることを理解する。
  • 「許認可の条件」と「物理的な店舗の要不要」が、向いていない業種を見極める大きなポイント。
  • Web関連やコンサルなど、場所に縛られない仕事には最適。
  • もし向いている業種なら「運営会社の信頼性」「料金」「住所」をポイントに選ぶ。

良いサービスだと感じると、つい周りの人にも教えたくなるのは自然なことです。
しかし、その親切心が、相手のビジネスモデルによっては、かえって迷惑になってしまう可能性もあります。

まずは相手のビジネスについてよく知り、この記事で得た知識を元に「あなたの仕事には、こういう選択肢も合うかもしれないよ」と、一つの情報として提供してあげるのが、本当の親切と言えるでしょう。

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